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筋トレだけじゃない!プロテインの使い方

前回の記事、スマートウォッチを利用した運動をはじめて5ヵ月。
階段は楽になりましたが、運動自体は微々たるものなので、劇的な変化はありません…
今回プロテインを取り上げたのは、運動するぞ!という流れからというのが理由のひとつ。
もう一つは、以前コスメショップで肌や体のチェックを受けた際、プロテインを勧められたからです。
「なんでプロテイン? アスリートが飲むやつじゃないの?」と思って調べると、いろいろな使われ方があることを知ったので、ご紹介します。

プロテインとは

「タンパク質」を表す英語。
タンパク質は、食品でいうと肉、魚、大豆製品、卵、乳製品などに含まれています。また、人間の体は、筋肉や骨、爪、皮膚、血液、臓器などがタンパク質で作られています。

日常の日本語で「プロテイン」といった場合は、タンパク質を主成分とするプロテインサプリメントのことを指す場合が多いです。粉末状のものや、ゼリードリンク、シリアルバーに練り込んだものなど、さまざまな商品があります。

原材料によって、ホエイプロテイン(牛乳)・ソイプロテイン(大豆)など、種類が豊富です。種類によって消化吸収のスピードや体に与える影響が違います。

タンパク質の必要量

年齢・性別によっても違いはありますが、おおよその目安が以下になります。

 1日に必要なタンパク質量(g)=自分の体重(kg)×体重1kgあたりのタンパク質必要量(g)

(運動をしていない人のタンパク質必要量は「0.8g」と報告されています。
例:60kgの人は通常60g。運動していない人は、60×0.8=48g。
運動している人は、運動強度によりますが、1kgあたり2g必要とも言われています。)

食事から摂取するには?

60キロの人が60g摂取しようとすると、卵なら10個、肉・魚だと300g、豆腐なら約3丁です。
こうして食事で補うことも可能ですが、必要量食べる際に、脂質・炭水化物などを余計に摂取してしまう可能性があります。ましてアスリートは2倍必要ですから、カロリーオーバー必須です。
そこで、効率的にタンパク質を摂取するためにプロテインが利用されています(私の場合、そもそも肉・魚をあまり食べていませんでしたが)

タンパク質が不足している

戦後、食生活の向上でタンパク質摂取量は増加しました。
しかし、近年過度なダイエットによる摂取不足や偏食により、1950年代と同程度まで落ち込んでいます。

プロテインの活用方法

・筋トレ時の筋肉量の維持

プロテインといったらこのイメージですよね。

トレーニングによってエネルギーや栄養を消費すると、筋タンパク質も分解され、一種の飢餓(=栄養が吸収されやすい)状態になります。
また、運動後45分以内は、タンパク質同化(体内のアミノ酸がタンパク質へ変わり筋肉を形成する作用)の効率が高い時間です。
そこですかさずプロテインを摂ることで、筋肉の回復・増強を図っている、ということなのです。

運動直後だけでなく、定期的に摂取することが望ましいことから「朝からプロテイン」という人もいるようです(これもよく見るイメージ)。

・ダイエット中の栄養バランス補填

お肉は太りそう…と野菜メインで食べる量も減らす。そんな食事制限をしていたら、肌が荒れて髪がパサつき…というのはダイエットのあるあるです(経験者)。これも肌や髪の成分=タンパク質不足の可能性があります。
しかも、落ちて欲しい脂肪ではなく、筋肉(=タンパク質)が落ちますし、良いことはありません。

ビタミンやミネラルは「不足するかも」と気にするものの、タンパク質は意外に見落としがちかもしれません。
カロリーを抑えつつ、適度に栄養バランス整えるためにも使えます。

・高齢者のタンパク質不足解消

「歳をとったら肉を食べろ」なんて聞いたことはないでしょうか? 骨や筋肉の衰えを補うためにも、タンパク質を補給することが大切とされています(それだけの理由ではありませんが)。
けれど、まずお肉を噛む歯や力がない、消化吸収には負担がかかる…そんな時にタンパク質を摂取する方法のひとつとして考えても良さそうです。

・食生活のサポート

●『朝はお腹が空かない』『忙しいから』『夜遅いから』と食事を抜く。
●逆におにぎりやサンドイッチ、麺類など炭水化物メインの食事をしている(ちなみにカップラーメン1個でタンパク質9.7g程度です)。
●小腹が空いた時の一品、カロリーは摂っていても栄養バランスが悪い。
…という時に活用できます。

私は、おやつ代わりにシリアルバーを食べたり、遅い時間の食事を躊躇する時に、スープとして取り入れています。また、室内運動後にシェーカーで飲むと「運動やったぞ!」感が得られます(笑)
バランスの良い食事と適度な運動。分かっていても難しいですよね。
そんな時の便利な「補助」として、適度に利用していきたいと思います。