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憧れのギターヒーローたち〜エドワード・ヴァン・ヘイレンに捧ぐ〜


ヴァン・ヘイレンのギタリスト、エドワード・ヴァン・ヘイレンが、がん闘病の末、2020年10月6日に65歳で死去したと報道がありました。

70年代から80〜90年代とロックの一時代を築き、エレクトリックギターの奏法の進化に多大な影響を及ぼした偉大なギタリストの訃報を聞き、とてもショックを受けました。

この機会にと思い、ライブ映像など見直すと、改めて希有なギタリストだということを再認識しました。


ヴァン・ヘイレンの映像を見ていると、当時、好きだった他のギタリストたちも思い起こされてきました。
今回は、10代のころに憧れていたエディと同じ時代を駆け抜けたギタリストたちをPVとともに紹介していきます。
(曲名をクリックするとYOUTUBE、画像のアルバム名をクリックするとAMAZONにとびます)

リッチー・サンボラ(BON JOVI)

中学生の頃、初めてHARDROCKなるものに触れるきっかけになったのがBON JOVIでした。
毎日のようにBON JOVIを聞いてくうちにギタリストのリッチー・サンボラに憧れ、リッチー愛用のギターであるリッチー・サンボラモデル(クレイマーUSA社製でハムバッカー(太めの音の出るピックアップ:ギターの音を拾うマイクのようなもの)が3基搭載されている)を購入するほどでした。
リッチー・サンボラはエディと比べるとトリッキーなプレイは抑えめで、ブルースに根ざしたコンテンポラリーながらも技巧派のギタープレイヤーです。ソロアルバムはエリック・クラプトンと共演したりと自身のルーツを掘り下げた内容になっています。

Wanted Dead Or Alive  ワイルド・イン・ザ・ストリーツに収録

Stranger In This Town  ストレンジャー・イン・ディス・タウンに収録

ヌーノ・ベッテンコート(EXTREME)

16歳頃にEXTREMEを友達に勧められ聴くようになりました。今まで聞いていたようなストレートなHARDROCKとは異なり、ファンク色が強く跳ねたリズムとQUEENを思わせるような厚いコーラスが新鮮でした。
ギタリストのヌーノ・ベッテンコートは、そんな跳ねたリズムのリフや、タッピング(弦を弾かずに、フレット上で弦を叩いて音を鳴らすこと)にエディの影響がうかがえる、高度なテクニックの持ち主です。

Rest In Peace  スリー・サイズ・トゥ・エヴリ・ストーリーに収録 

Hole Hearted  ポルノグラフティに収録

ウォーレン・デ・マルティーニ(RATT)

RATTも友達のお勧めで聴いてみました。一時期、スティーブン・パーシーの単調なヴォーカルのせいか聴く機会が減ってましたが、BON JOVIがメインのTOKYO DOMEでの大晦日カウントダウンライブの映像見た時に、ウォーレンのプレイスタイルやトーンがとても格好良く感じ、改めて聴くようになりました。
ウォーレンは、鋭角的なギターリフと、サウンド作りにエディからの影響を感じられます。

Nobody Rides Free  ラットン・ロール 8191に収録

Way Cool Jr.      リーチ・フォー・ザ・スカイに収録

橘高文彦(筋肉少女帯)

洋楽ばかり聴いていたなか、当時日本のコミックバンド的な扱いをされているようにも見えていた筋肉少女帯のPV見ました。その瞬間、これまでの印象は一新され、演奏力の高いバンドだなという認識となり、それ以降、頻繁に聴くようになりました。
特にリードギターの橘高文彦のプレイは、エディをはじめ海外のギタリストをよく研究し、フラッシーなギタープレイをバンドにどう落とし込むかを巧妙に模索していて、大好きになり、ライブにも頻繁に足を運ぶようになりました。

これでいいのだ  猫のテブクロに収録

イワンのばか   月光蟲に収録

以上、憧れのギタリスト4名を紹介しました。
まだまだ大好きなギタリストは沢山いますが、今回はこのくらいにしたいと思います。

色々なプレイスタイルのギタリストがいて、何十年たっても色褪せないプレイは素晴らしい限りです。
そのそれぞれのなかに、イノベーターとしてのエディの功績が脈々と受け継がれているのを感じます。

最後に偉大なギタリスト、エディ・ヴァン・ヘイレンを擁するVAN HALENの1984年の全米No.1 SONG、JUMPをご覧下さい。

エディ・ヴァン・ヘイレンのご冥福をお祈り致します。