パソコンの漢字変換の弊害
パソコンで変換すると間違った使い方の漢字が出てきてしまうので
それがあたり前のように使われ、いつの間にか通常になってしまっている言葉があります。
しっかりとした出版社の本を見れば、正しく使われている漢字の違いが分かります。
日本語は奥が深く明らかに間違っているものと、そうでないものの扱いが難しいのが現状です。
その漢字が名詞、動詞、補助動詞、副詞など、どれに当たるかで扱いが違ってきます。
(例)「~の様に ~の様な」
これは当て字ですが、よく使われています。
(例)「下さい」
「お菓子を下さい」「お金を下さい」などの実質動詞(「くれ」の尊敬・丁寧表現)の場合は正しいのですが、「〜して下さい」の動詞の後に付く「ください」はひらがなで表記します。
(例)「出来る」
これも当て字ですが、ほとんどの人が使っています。
(例)「~等(など)」
これは常用漢字表にない読み方ですが、よく使われています。
(例)「お願い致します」
「いたします」は「お願いする」という動詞の補助動詞になるため、「お願いいたします」が正しい表記です。
(例)「素敵(すてき)、無駄(むだ)、何時(いつ)」
これらも変換すると出てきますし、たくさんの人に使われている当て字です。
まだたくさんあります。
ひとつずつ調べていては文章が書けなくなってしまいますので、迷ったらひらがなにするのが無難かと思います。
また「有難う御座います」とメールなどで書く人がいます。
間違えではないのですが、ここ最近では使われない表記となっています。