日本経済の行く末は。
皆さん今回は日本の企業と経済について少し勉強してみましょう。日本国内における大企業と中小企業の割合をご存じでしょうか?
国内にある企業の総数は421万社、そのうちの大企業と呼ばれる企業数はおよそ1.2万社になります。
中小企業はおよそ419.8万社で比率で言えば大企業が0.3%、中小企業が約99.7%となります。
ただし、人数の比率で言えば大企業が約30%程になりますが、日本では中小企業が圧倒的に多いと言えます。この日本、経済の方はどうでしょう? 日本のGDP(国内総生産)がドイツに抜かれ、世界4位に転落しました。
来年、2025年にはインドに抜かれ、世界第5位に転落する見通しです。
その主因は日本経済が長期停滞から抜け出せてこなかったことですが、中でも特筆すべきは、企業の海外進出が進み製造業などを中心に国内生産の基盤が弱体化、日本の国内自給率が低下してしまったことであります。更には少子高齢化によって労働力人口が減少しており、生産能力が不足しています。IT化・DX化の遅れも指摘されています。
さて、日本の1人当たりの名目GDPはどうでしょう? 2022年の時点ですでに先進7カ国(G7)最下位に転落しております。
経済協力開発機構(OECD)加盟38カ国中21位です。この数値を見て皆さんはどう思われますか?
数値だけが全てとは思っておりませんが、日本は更にこれから厳しい状況になって行くのだろうと思います。
その厳しい状況下で私達(中小企業)が勝ち残って行かなければなりません…大変ですが…
示したのは日本全体の企業と経済ですが、当然全ての企業の業績が悪い訳では無く、利益をどんどん増やし成長を続ける企業も無数にあります。
私達もそろそろ古い考えを改め、新しい成長の出来る方向に向かう考えに脳の回転を変えて行かなければならないと思います。
知る事も大事だと思い(知っていた方も多いでしょうけれど)悪い数値ばかりを並べましたが、私は日本が大好きで、これからの日本に期待しております。