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「城オヤジ」の登城日記 その壱

最近よくTV番組で日本の城特集を見かけますよね。
「城ガール」という呼び名も登場して僕にとっては嬉しい城ブーム。
大好きな城めぐりも、見るポイント・好きなジャンルが多岐に分かれているんです。まずは城のシンボルである「天守閣」に注目。

天守閣といえば「現存12天守閣」
今から約440年前に織田信長が築城した安土城以降、江戸時代までに数百基の天守閣が建てられたけど残念なことに建立以来の天守閣は現在たったの12基しか残っていません。
その中で国宝が5基、重要文化財が7基、指定されてます。まずは「国宝5城」を攻めましょう。

【壱の城】 一番お気に入りの長野県松本城。

見上げると素敵なフォルム・優雅さに感動! 晴れの日は堀に映り込む天守がこれまた見事!(有名なアングルですね)

右から乾小天守・渡櫓・大天守・辰巳附櫓・月見櫓(左側の突き出ている朱色の柵がある櫓)の五棟は連結していて全てが国宝!この威風堂々と佇む5点セットのビジュアルにはしびれる!
よく見ると手前に忍者が!(観光撮影隊のお兄さんです)

急な階段はまるで梯子。手すりを握って必死に上がる。荷物を持っていたら簡単には登れないよ。下る時は真っ逆さまな気分。

内部は儀式や倉庫、緊急時の避難場所として使われていたと考えられているんで至ってシンプル。(城主は天守閣ではなくて本丸御殿で生活していたのは有名な話)

外壁は黒漆で塗られ目の前で見ると高級感があり、艶のある黒が鮮やか。
豊臣戦国時代は黒い城・徳川天下泰平時代は白い城といわれてますが、僕は断然渋い黒い城が好き。毎年、職人さんが漆の塗り替えをしているんだ。

天守閣に登り外を眺めると、昔の景色が想像できるような気がして、殿様気分にもなっちゃたりして。(チョット大袈裟)

軍事機能よりは城主の権威付けという意味合いの方が強く、実際はもともと天守閣がない城や計画のみの城もいっぱいあったんだ。
現存12天守閣は戦災を免れ、木造のままに残っている「運」に感動があり、今日までの天守の保存(管理・修繕)された方々の実績には尊敬の念を覚えます。築城に関わった人の職人技や情熱なども感じ取れて魅力がいっぱい。

お城めぐりは楽しいですよ。皆さんもいかがですか。 

弐の城 につづく