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2020年東京オリンピック・サーフィン競技に注目!

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今年の7月24日についに東京オリンピックが開幕しますね。

東京オリンピックでは横ノリ系スポーツのサーフィンとスケートが正式種目になりました。

私もサーフィンを少々たしなみますので非常に楽しみしている種目の一つです。

過去数回、JPSAの大会など見ながら、細かなルールなど知らずに唯々プロのライディングを「すごいなぁ」と思っていましたが、せっかく東京オリンピックでサーフィンが見られるのなら細かなルールや採点基準も知っておこうと思い調べてみました。

サーフィンのルールや見所を1分間で紹介している動画

大会形式

トーナメント制で、1ヒート(試合)に2~4名が参加します。
複数ヒートで勝ち上がった選手で次のヒートが構成されます。

採点方法

5名のジャッジが波に乗った選手を10点満点で採点します。
5名のジャッジの中で、『最高点と最低点を除いた3人の得点の平均』がその選手の得点となります。
他の競技でも採用される方法ですが、これにより偏った採点結果を防ぐ事ができます。

<WSLの評価点指標>

0-1.9Poor
2.0-3.9Fair
4.0-5.9Average
6.0-7.9Good
8.0-10.0Excellent

ヒート内で得た『1番目と2番目に高いスコア2本の合計』が各選手の得点になり、1本10点満点で最高点は20点になります。              

基本的には1ヒートで何本波に乗っても大丈夫ですが、大会によっては制限があります。

採点基準

<サーフィン連盟の採点基準>

1. Commitment and degree of difficulty
積極性及び難易度の高さ
2. Innovative and progressive maneuvers
マニューバの革新性と進歩性
3. Combination of major maneuvers
メジャーマニューバの結合性、コンビネーション
4. Variety of maneuvers
マニューバの種類の豊かさ
5. Speed, power, and flow
スピード、パワーそして流れ

※「マニューバ」とは、サーファーが行う技・動きのことをいいます。

技の美しさとその精度を審査員がジャッジして点数化します。
波選びも採点評価の対象となり、ヒート内にどれだけ良い波に乗れたかもジャッジされます。

優先権(プライオリティー)とインターフェア

競技のなかでは、波を優先的に乗ることができる『プライオリティー(優先権)』というものがあります。このプライオリティーを持つサーファーが優先的に波に乗れる、というのがルールになっています。優先権を持つサーファーのライディングを妨害するとペナルティーになります。

優先権は一度波に乗ったり、選んだ波に乗ろうとパドルを開始した時点で失います。

優先権を持たないサーファーは、優先権を持っているサーファーの邪魔にならない限り、同じ波に向かってパドルをすることも乗ることも可能です。
しかし、優先権を持ったサーファーの邪魔になったと判断された場合、『インターフェア(前乗り)』と判断されペナルティーを受けます。
同ヒート内で2回ペナルティーをもらうと失格になります。


簡単ですが、以上がルールと採点基準になります。

オリンピックを機にサーフィンという競技に興味をもっていただき楽しく観覧してもらえると幸いです。

サーフィン大会日程

7月26日(日)7時~16時20分 [男女 ラウンド1・2]
7月27日(月)7時~16時40分 [男女 ラウンド3]
7月28日(火)7時~14時20分 [男女 準々決勝/準決勝]
7月29日(水)8時~11時35分 [男女 3位決定戦/決勝/表彰式]
7月30日(木)~8月2日(日)7時~18時30分 [種目実施未定(予備日)]

最後に日本代表に決定している4選手のライディングをご覧ください

五十嵐カノア選手

村上舜選手

都筑有夢路選手

松田詩野選手